でっきぶらし(News Paper)

一覧へ戻る

« 229号の3ページへ229号の5ページへ »

229号(2016年04月)4ページ

休園日の動物園①

『休日の動物園』

 ようこそ、休園日の動物園へ!みなさん、休園日の動物園は何をしているのか不思議に思ったことはありませんか??例えば・・飼育員は休園日に休み?とか、休園日にも動物は展示しているの??などです。日本平動物園は1週間に1日、休園日があります。そして飼育員は、休園日にも出勤しています。ここでは休園日の動物達と飼育員の1日を紹介したいと思います。
 まずは、ゴマフアザラシです!アザラシくんたちはいつも通りプールで泳ぎながら、流し目?で観客通路の様子を伺っていますが、通路にお客さんがいないので寂しそうです。そして、飼育員も寂しいです(笑)と言うのも毎日15時に実施しているお食事タイムに誰も人がいないからです(当たり前ですね)。そういえば、はじめはガイドも不慣れで、4月や5月の休園日には、アザラシプールの前で一人ガイドの練習を行っていました。いま思えばこんなに虚しいことはありません!アザラシくんたちも、さぞ驚いたことだったでしょう(笑)そして、もちろん休園日にもトレーニングは実施しています!主なトレーニングは「爪切り」になります。特に前脚の爪を切るトレーニングを行っています。金属の工具を前脚に触れて慣れさせ、いざ爪が伸びてきたら切るようにしています。その他、アザラシではプール清掃を実施しています。清掃は年に数回程、専門のダイバーが潜って、糞やコケを取り除いてくれる他、飼育員が定期的に三分の一程度プールの水を抜き清掃を行っています。全部水は抜かないの?って疑問に思うかもしれませんが、現在全部水を抜くのは飼育上や水圧の関係もありますので年に1回だけとなっています。こんな事情もあるので、みなさんアザラシプールに落とした物は回収できませんので、ご了承ください。

②へ続く

« 229号の3ページへ229号の5ページへ »

一覧へ戻る

ページの先頭へ