でっきぶらし(News Paper)

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279号(2024年09月)1ページ

マレーバクの赤ちゃん!

 2020年、七夕の奇跡といわれているナナハ(メス)(出園し現在は愛媛県立とべ動物園にいます)の誕生から4年、マレーバクのオリヒメ(メス)とフタバ(オス)の間に待望の第2子となる男の子が誕生しました。もしかすると今回も7月7日か?と思われましたが、なかなか産まれる気配がなく11日後の7月18日(木)の出産でした。マレーバクといえば白と黒のツートンカラーが特徴的ですが、生まれたばかりの赤ちゃんの体は白黒ツートンではないんです。体全体がこげ茶色をしていて薄茶色のまだら模様が混ざった、ウリ坊のような見た目をしています。このウリ坊のような模様は成長とともに少しずつ薄くなっていき、生後3か月になるころにはマレーバクらしいツートンカラーへと変化をしていきます。生後5か月を過ぎるころには、白と黒の境がくっきりとして、完全に大人と同様の見た目になります。

記事を書いている現在(8月上旬)はまだまだ放飼場での展示にむけた練習中なのですが、8月14日(水)からは一般公開がはじまるのと同時に、名前募集も始まります。名前の候補は飼育員たちが考えた中から選ばれた、青葉(あおば)、オリバ、チンタ、ももかん、流星(りゅうせい)の5つで、それぞれに想いや願いが込められています。投票の締め切りは9月1日(日)なので、このでっきぶらしが発行され皆様の手に渡るころには、名前が発表されているかもしれません。ウリ坊のような姿から大人の見た目へと変化をしていく貴重な時期は今だけです!ぜひ赤ちゃんに会いに来て、新しく決まった名前を呼んであげてください♡

(中川)

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