281号(2025年03月)1ページ
2つの別れ

この記事を執筆している1月現在、2つの大きな別れがありました。1つは昨年10月に生まれたチリ―フラミンゴです。20年ぶりの自然繁殖ということもあり、ふ化した当時は園内でもちょっとした話題になりました。親も甲斐甲斐しく世話をして順調に成長していましたが、生まれて3カ月ほどが経過した1月上旬に死亡してしまいました。身体も大きくなり、大人っぽくなってきた矢先の出来事だったので非常に残念です。
もう1つの別れはツチブタのメス「フラハ」です。フラハはお客様からの人気も高く、2月まで実施していた動物総選挙というイベントでも候補動物として名を連ねていました。また昨年導入したオスの「ゴロファ」とペアリングを行い、繫殖を目指していました。何度か同居も行い、交尾も確認できたのですが残念な結果となってしまいました。
動物との別れはいつ何時も悲しいものですが、この2つの別れを無駄にしないよう次へ繋げていきたいです。
(藤森)