9月3日に飼育棟でスポットガイドを行いました。曇り空の中、16名の方が参加され、動物たちの餌を準備する調理場と飼料室をこの日だけ特別に見学していただきました。ここは普段は非公開の場所で、野菜や果物、魚、肉など動物たちが普段食べている餌を八百屋さんや肉屋さん達から仕入れて検品したり、各動物の飼育担当者が食材を洗ったり切ったりしています。
　動物園の動物たちがどんな餌を食べているか、皆さん想像つきますか?人の残りものをあげていると思っていたらとんでもない。動物たちが元気に皆さんとお会いできるよう、健康管理のために人が食べるものと同等またはそれ以上の品質の野菜や果物、魚や肉などをあげています。動物用に特別に作っている飼料もあるんですよ。
　ガイドで一番皆さんのテンションがあがったのが、マイナス20℃の冷凍庫体験!ホッキョクグマのロッシーが食べる馬肉や大きなイナダ、ペンギンやアザラシが食べるおいしそうなアジなどを、「寒い寒い」と言いながら興味津々に見学されていました。これから動物達の食事の様子をご覧になるときは、どんな餌を食べているかと、「おいし～」と言っているか表情にも注目してみてくださいね。
(松下　愛)