でっきぶらし(News Paper)

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260号(2021年06月)1ページ

続々お見合い作戦

 春は恋の季節!というわけで、園内では多くの動物達が繁殖に向けてのお見合いや同居の訓練を始めています。昨年の冬に来園したレッサーパンダ・和や横浜市から来園したカンムリシロムクなど新しい仲間たちも頑張っております。
 そして2019年に来園したジャガー・小梅も満を持して同居に向けてのお見合いにステップアップしています。小梅は来園時、まだ性成熟に達していませんでした。また2つ年上のオス・小助に比べると体格差があるため、小梅の成長を待つことになっていました。

 小梅の成長に合わせて、寝室を隣にして柵越しのお見合いを続けてきました。互いにやんちゃなところはまだありますが仲は良さそうなので、今年4月より、通路で間仕切り越しのお見合いを始めています。今までの柵越しと違うところは、前肢が相手に届くことです。通路お見合い初日は、案の定小梅が間仕切りの隙間から前肢を出し、その肢を小助が咥えたり、小梅が猫パンチをしたり、怒った小助に軽く嚙まれたり…やんちゃな2頭らしい様子となりました。

 その後回数を重ねて、落ち着いてきたので寝室の間の柵を目の大きいものに変えるなど徐々に小梅と小助の間のガードを緩めています。2頭が一緒に展示に出られる日が楽しみです!

(増田 知美)

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