132号(1999年11月)1ページ
オオアリクイ 三代目誕生
オオアリクイは、南米に生息する動物で、歯が全くないので、長い舌を使ってアリ等を舐めとって食べています。
1998年の12月末現在で120頭が国際血統登録されており、この1年間で世界で 頭しか繁殖していません。
当園では18年前からオオアリクイの飼育を始め、今までに8頭繁殖しています。このうち6頭はジョッキーとオカアチャンのペアの子です。オカアチャンが2回目に生んだ子(ムチャチャも成熟して2度出産したのですが、いずれも出産時の事故で、子は育ちませんでした。 昨年9月にリフトの工事の為、飼育中の2ペアのアリクイをバク舎に引っ越すことになりました。オカアチャンもムチャチャも妊娠の可能性があり、その中での獣舎の変更は、心配でしたが、すぐに慣れてくれ、リラックスそのものでした。
そして12月1日朝、ムチャチャの背中にちょこんと子供が乗っていたのです。とても落ち着いていて、ベテランママぶりで、こちらがびっくり。
一度かわいい姿を見に来て下さい。ちなみにオスで、名前は「リキ」とつけました。これで当園で三代目誕生の快挙です。ムチャチャ、よくやったネ!