でっきぶらし(News Paper)

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43号(1985年01月)1ページ

フラミンゴ

 バラ色にほんのり染まった可憐な姿、いまにも折れそうな細い足―フラミンゴを形容するとこんな言葉になるのではないでしょうか。
 フラミンゴは、なんの仲間でしょう?姿からするとツルと思われますが、実はコウノトリ目に入ります。(ガンカモとコウノトリの中間的存在とし、フラミンゴ目と独立させている人もいます。)
 フラミンゴは、ユーラシア大陸西南部、アフリカ、西インド諸島、南アメリカの潟湖、塩水湖に生息し、湖にいるプランクトンをあの口ばしでろ化して食べています。上の口ばしを水中に入れ、こきざみに動かしている姿を見たことはありませんか?
 フラミンゴは、コロニー(集団営巣地)をつくり繁殖します。巣は高さ30〜40センチぐらいの円錐形で、どろを口ばしで盛りあげてつくられます。
 抱卵は雄雌交替で28〜32日間続き、ヒナが誕生します。ヒナは、最初は白い綿毛に包まれ、しだいに灰色になります。そして親から橙色の液を口うつしでもらい、親のようなピンク色になってゆきます。ですから、ヒナのいる親鳥は白っぽいです。
 世界には、ヨーロッパ、ベニイロ、チリー、アンデス、ジェームスそしてコガラフラミンゴがいます。

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