でっきぶらし(News Paper)

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109号(1996年01月)6ページ

動物の仕草・動作あれこれ?U(類人猿編)

 多くのサル達と類人猿とを見比べて、一見して大きな違いがあるのが分かります。何かと思われますか。尾があるかないかです。太くか細くか、長いか短いか、形は様々であるものの、サルには“尾”があり、類人猿にはそれがありません。
 では、中身はどう違うのでしょう。これはもう体がでっかいだけでなく、知能程度がはっきり違います。ひとつの証明として、「道具」を使うことがあげられるでしょう。
 実際に担当して、長く付き合えば付き合う程、彼らの人間臭さに今更ながらに驚いてしまいます。甘え、なき、わめき、笑い、おどける、その一つひとつの仕草があまりに人間的です。説明など要さずに私達に通じます。
 神経の繊細なゴリラ、思慮深く好奇心の強いオランウータン、陽気ではしゃぐのが好きなチンパンジー、仲間を思いやり和の心を保つボノボ(ピグミーチンパンジー)、いずれも大変魅力に溢れた種類です。

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