でっきぶらし(News Paper)

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107号(1995年09月)17ページ

友の会コーナー クリスマスプレゼントとして飼う前に… エキゾチック

 正式和名ヨーロッパケナガイタチ、食肉目イタチ科で全長約60センチ。マスコミにもてはやされ一躍有名になったEA代表選手です。二千年以上前から家畜化され、飼育方法も確立され、グッズ等も多く出廻っています。子供にせがまれた方も多いのではないのでしょうか。
 しかし、フェレットにも問題があり、それがあまり伝わっていないのが事実です。それは犬のジステンバーに簡単にかかり、あっという間に死んでしまう事です。ワクチン投与をすれば良いのですが、日本で行っているのは生ワクチンですから、そのワクチン投与で発生する事もあり得るのです。
 それからフェレットにはスカンク同様、臭腺がありますから、除去してあるか証明書を参考にすれば良いと思いますが…。
 以上紙面の都合で四種類のみになりましたが、どうでしょうか。売っているから簡単に飼育できる訳ではないのです。ペットは、消費、消耗する物ではありません。また、「飼育」の「飼」は簡単でも、「育」はとてもむずかしいものです。こうしたエキゾチックアニマルは、飼育のプロである動物園で、見たり、触れたりするのが一番よいと思いますが、いかがでしょうか?

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