でっきぶらし(News Paper)

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60号(1987年11月)1ページ

レンズから見た動物達「ストロボは苦手」

 11月上旬、ベンガルヤマネコの子供2頭が巣箱の外に出て遊んでいる時があるよ、と担当の報。早速、夜行性動物館に行くと、確かにかわいい顔をしたのが2頭、ちょこんと座っていました。
 これはチャンスと、すぐに写真を撮る準備に入ったのですが、露出不足で失敗することの恐れが脳裡をかすめました。ガラスにレンズをピッタリとくっつけてストロボをたくのですが、今までそういうケースでは失敗が多いのです。
 ガラスが反射する難点を抱えるところに、動物が勝手気ままに動くときています。ストロボの光量がどうしても不足するケースが多くなってしまうのです。
 最近はいろいろなセットで撮っているので、何枚かはまともなものがありますが、それでも苦手意識は消えません。その気持ちがあるから、なおうまくならないのかもしれません。
 結局、ベンガルヤマネコの場合も親子3頭での場面は撮れずじまいに終わりました。
(佐野一成)

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