130号(1999年07月)11ページ
実習生からのおたより【体験実習を終えて】
酪農学園大学 金子清香
動物に関わる仕事につくことが私の小さい頃からの夢でした。その夢に少しでも近づくため今回の実習を希望し、2週間という短い間でしたが多くのことを学ぶことができました。
私は各班(中型サル、夜行性、ペンギン、クマ、小型サル、類人猿、子供動物園)を2日ずつ体験させてもらい、いろいろな動物と接することができました。毎日が新しい体験でしたし、言われたことをとにかくしっかりやろうと気が張っていたので、一日がとても早く感じましたが、その反面飼育係の人たちが動物について話してくれたり、飼育をしていくうちに動物の習性や性格を知ることができ、とても充実した日々を送ることができました。また、飼育係の人たちが担当の動物の繁殖に力を入れていたり、どうしたら動物をより過ごしやすい環境におくことができるかを考えていたり、お客さんに楽しんでもらうために努力している姿を見て、動物の世話(餌をあげたり糞の始末)をするだけだと思っていた私は、動物の飼育に対しての考えのあまさを実感しました。
2週間の実習で私は動物を相手にする仕事の大変さ、命を守ることの大切さを知り、自分がこれからなりたいと思っている仕事は、半端な気持ちではできないなとあらためて感じました。しかし、その分やりがいのある立派な仕事だと思うので、これからも夢に向かってがんばっていきたいです。