150号(2002年11月)2ページ
今年の冬は寒〜い!
このところ暖冬が続いていましたが、今年はあちらこちらで積雪量が多く、園内でも霜柱が立ったり、池が凍ったりととても寒く感じるのですが、皆さんはどうですか?
こうした寒さから身を守るために園内の獣舎には床暖房や温風暖房、遠赤外線暖房等が設置してあります。
ところが今年の冬は私達同様動物たちにも厳しく、連日具合が悪くなる動物たちが続出!おかげで動物病院は満室状態となっています。
動物病院の中には検疫室が2部屋と入院室が2部屋有り、それぞれにケージが組み込まれているのですが、その部屋割りに頭をかかえてしまう有様です。只今入院している患者をあげてみますと、ヒョウ、オオカミ、ブラッザゲノン、マンドリル、エリマキキツネザル、サンタレムマーモセット、シロガオマーモセット、プレーリードック、サイチョウ、カンムリシロムク等・・・その他野生傷病鳥獣の保護個体やら・・・
とても安静を保てる環境ではないのですが、それぞれ何とか周りの動物の声や臭いを受け入れてくれて、入院時より動きも良くなり、快復に向かってきてくれています。
まだまだ春は遠いのでしょうが、早く春の訪れを願うしか有りません。