でっきぶらし(News Paper)

一覧へ戻る

« 132号の12ページへ132号の14ページへ »

132号(1999年11月)13ページ

博物館実習を終えて    静岡大学教育学部四年 土屋 雅志

<静岡大学教育学部四年 土屋 雅志>
この度の博物館実習では、子ども動物園の皆さまをはじめ多くの皆さまに大変お世話になり無事実習を終えることができました。ここに厚く御礼申し上げます。

私は、以前よりガイドボランティアの一員として、日本平動物園のペンギンガイドとして活躍してきました。しかし、今回は、実習生として職員の皆さまと一緒に動物の飼育や、元気なちびっこ相手に楽しかった幼児教室等の様々な経験をすることができました。

最初は、ホースの使い方(ジェット)がなかなかマスターすることができず、ポニーの飼育小屋を清掃中に何度か顔面に跳ね返りの水がかなり発狂しそうでしたが、実習最後の方には、慣れたものでした。私の知らない動物の知識をいろいろと学ぶことができました。
最終日にレッサーパンダに手渡しで餌を与えることができた事は、一生の思い出になると思います。

私は、静大に実習生のトップバッターということで、最初は緊張していましたが、やさしくユーモア一杯の子ども動物園の皆さまが、私の緊張を解きほぐして下さり、毎朝八時前に出勤するのが負担ではなく、とても楽しみでした。

今後ともガイドボランディアとして、日本平動物園にお世話になりますが、宜しくお願いいたします。
ほんとうにありがとうございました。

<静岡大学教育学部四年 土屋 崇>

今回の実習では主に動物の飼育、幼児教室を体験させて頂きました。花崎さん、岩田さんをはじめ様々な方に大変お世話になり、またいろいろな事を学ぶことができ嬉しく思います。掃除のほうは馬術部時代から慣れておりましたが、ホースとエサ作りの包丁の使い方には苦労しました。しかし子ども動物園の方の丁寧なご指導により、なんとか一週間無事に実習を終えることができました。

 動物園実習では様々な思い出があります。まず実習二日目にして動物病院のロッカーを紐で吊して運んだこと。佐野さん、花崎さん、あの時は本当にお疲れさまでした。ロッカーって以外と重いんですね。

実習五日目には初めてタンチョウ小屋を経験しました。横目で様子を伺いながら攻撃のチャンスを待ち構えているタンチョウに、勇敢に立ち向かっていった岩田さんは本当にかっこよかったです。

実習六日目は田中さんに焼き栗をいただきました。焼き栗の作り方まで実習で教わってしまうとは思いませんでしたが、今度作ってみようと思います。おいしくできたら報告しますね。

実習七日目にはリフトで上に行き、鈴木さんと今後の動物園の在り方や生涯学習などについてお話ししました。大変参考になり、提出したレポートのほうにもじっくり書かせていただきました。

 実習では子ども動物園の方をはじめ、日本平動物園のみなさまには感謝の気持ちでいっぱいです。人生のうちで二度と味わえないような貴重な体験をさせて頂いたと思っております。

 最後に、レーナとヤッコチャンにも楽しい思い出をありがとうとお伝えください。でっきぶらしを通じてでしたが、みなさま本当にありがとうございました。

<静岡大学教育学部四年 大倉 章>

「動物園関係者様へ」
 寒さ厳しい今日この頃、動物園関係者の方々は益々御健勝のこと、お慶び申し上げます。私は子ども動物園での一週間の実習が、私の大学生活四年間で最も充実していたと確信している次第であります。とまあ、調子のいいことを言っていますが、これは本当のことです。

しかしだからといって楽な実習だったかというと、そんなことはなかった。朝は早いし、ヤギ小屋掃除の時はすごい臭いだし、子どもの相手はおそろしく神経使うし、雨の日は客がいないし、挙げ句に雷は鳴るし、しかも結構近くて迂闊にもびびってしまったし、落ち葉をいくら掃いても掃いたそばから落ち葉だらけ、辛い部分を挙げればキリがなかった。
これだけで終わったら地獄の一週間耐久レース、または単位取り作業、いわば消化試合、たまったものではありません。

しかし実際はどうかと言えば、とにかく面白かった。さらに新鮮なことが多かったこと、これらが最高に充実した一週間を私に与えてくれたのでした。何が良かったかって? それは例えば飼育そのもの、これはものすごく楽しかった。飼育課の方々も同じなのではないですか? さらに来園者よりも一歩唐ン込んだ位置で動物園を見ることができる。本来は入ってはいけないところにまで入れるし、いつもならさわれない動物にもさわれるので、いい気分を味わえました。

これは確実に内部、あるいは常連の人でないと体験できないことなので、良かったことの筆頭にあげられますね。
さわれた、と書きましたがその中でも特にプレーリードッグが一番良かった。保護されたらしいのですが、これが人なつっこくてかわいかった。他にもゴリラをガラス越しとはいえ目と鼻の先で見られたし、チンパンジーのレーナと遊んだ(遊ばれた?)し、インドニシキヘビにもさわれたしと、いろいろさせてもらえました。

職員の方々もとても親切だったので、落ち着いて実習ができました。特に子ども動物園の鈴木さん、田中さん、花崎さん、佐野さん、岩田さん、その節はお世話になりました。非常にいい環境で実習ができたと思います。厚く御礼申し上げます。また、乱筆乱文となってしまったこと、平にご容赦下さい。それではまた、ごきげんよう。

 追伸、打ち上げもう一回どうですか?

<静岡大学 麦井 裕司>

 今回、私は静岡大学の博物館実習を通じて日本平動物園へ行くことになりました。はじめは、実習といってもいったい何をすればいいのだろうか?と、とても不安でした。しかし、職員の方々が親切にしてくださったおかげで、緊張せずに動物たちとふれあうことができました。

 私は、動物の世話のお手伝いをする以外に、幼児教室というものも体験させていただきました。これは午前・午後の一回ずつ、県内の保育園や幼稚園の年長の子供たちが日本平動物園へやってきて、ウサギやヒヨコ、ヘビなどの動物たちとふれあうことによって、何かを学んでゆこうというものでした。子供たちは非常に元気が良く、正直手に負えない状態でした。しかし、動物とふれあっていくうちに少しずつ子供たち一人一人違うものを感じとっているようでした。

 最後になりますが、今回私は類人猿舎へ行くことが多かったのですが、力では人間の何倍にもなるゴリラ、チンパンジー、オランウータンなどを飼育係の人たちが長年の信頼関係により上の立場として飼い慣らしている様子には、とても驚きました。
また、これからも機会があれば日本平動物園へ足を運びたいと思います。今回の実習は一生の思い出になりそうです。ありがとうございました。

« 132号の12ページへ132号の14ページへ »

一覧へ戻る

ページの先頭へ