151号(2003年01月)1ページ
アクシスシカの雌来園
アクシスシカはインドに生息しており、世界で1番美しいシカと言われています。大きさはニホンシカとほぼ同じですが、シカ特有の白斑は1年中消えることはありません。
当園では今から24年前にアクシスシカを飼育し始めて、現在までに59頭繁殖しています。しかし飼育開始以来新しい個体を入れてこなかったために兄妹間での繁殖が繰り返されてしまっていました。また、飼育繁殖個体のためか、子育てをしない親が現れ、成育率が低下していました。
そこで血液を更新しようと東武動物公園とブリーディングローン(繁殖を目的とした動物貸借契約)を交わして、2月17 日に新しくメスが来園しました。
この個体を受け入るに先立ち、1部屋だった獣舎を3部屋に区切り、人工哺育等する場合になっても親の側で対応できるようにしました。検疫終了後他の個体と同居したところ、大したトラブルもなくスムースに同居ができました。
今後は繁殖がうまくいき、親子でいる姿を数?見せて欲しいと思います。