でっきぶらし(News Paper)

一覧へ戻る

« 159号の2ページへ159号の4ページへ »

159号(2004年05月)3ページ

ヤギの脱走?

 私は子供動物園で働き初めて4年になります。子供動物園には、日本平動物園のイメージキャラクターであるレッサーパンダや、ミーアキャット、プレーリードッグ、インコ類などがいます。また、土、日、祭日にはウサギ、モルモット、ヒヨコなどのふれあいやポニーの乗馬ができたりと、とてもにぎやかな場所です。
 そんな子供動物園にいらっしゃるたくさんのお客さんからはいろいろな質問を受けますが、その中で一番よく言われるのが「仔ヤギが脱走してますよ!!」ということです。仔ヤギ達は、お客さんの足下にチョロチョロと出ていき、クツのひもをカミカミしたり、子供達と遊ぼうと横っ飛びではしゃぎ回っています。
 当園のヤギは一般的なヤギ(ザーネン種)とは違い、体が小さいのです。その小さな親から生まれる子供はさらに小さいので、柵の隙間のあちらこちらから出入りが自由となるのです。・・・正確に言うと「出ちゃう」のです・・・。しかし、子供のうちに人間と遊んで「人間は怖くない」と覚えるので、大きくなって外に出られなくなっても、人間が大好きな人なつっこいヤギになるのです。
 突然、ヤギの仔が柵の隙間から外に出てきてびっくりするかもしれませんが、「チャンス」と思って写真を撮ったりさわったりして、かわいがってあげてください。そうそう!動物をさわったら必ず手を洗って下さいね。  
               (杉本 美喜子)

« 159号の2ページへ159号の4ページへ »

一覧へ戻る

ページの先頭へ