でっきぶらし(News Paper)

一覧へ戻る

163号の2ページへ »

163号(2005年01月)1ページ

ベビーラッシュ続く

桜のつぼみはまだ堅くつぼんでいますが、春はもうそこまで来ています。毎年のことですがこの時期になると嬉しいニュースが続々と飛び込んできます。

昨年の9月にトラの赤ちゃんが誕生してから早いもので半年が経ちました。この間メスの子供マリンが足を滑らせ7メートル下のモートに落下したこともありましたが、幸い、万一に備えて張っておいた網のお陰で大きなケガもなくすくすくと育っています。

最近では子供同士で餌の取り合いをするなど、その成長の早さには目を見張るものがあります。 そして同じく昨年の暮れに生まれたオグロワラビーとクモザルの子供も順調に育っています。ワラビーの子は最近では毎日母親の袋から出て、一人遊びをするようになりました。そして時々頭を袋の中に入れ、お乳を飲んでいる様子も見ることができます。

一方クモザルの子供はまだ母親にしがみついていますが、4月頃になれば一人遊びが出来るようになると思います。その頃になれば雌雄の判別もできることでしょう。今年2月にはコモンマーモセットという小型サルにも待望の赤ちゃんが生まれ、必死に母親にしがみ付きながら育っています。しかし最近になり母親が子供を巣箱に置き去りにする光景が見られ、ちょっと心配です。

2月28日にはブチハイエナに2番目の子供が誕生しました。{ここだけの話ですが、今回の出産は飼育担当者をはじめ大変驚いています。その訳は交尾の確認がないため妊娠していることに気づかなかったのです。出産日近くになり、何となくお腹が大きくないかい?・・・、と思いながらも妊娠の確証はありませんでした。}

2回目の出産ということもあり、母親のキラは子育てにも余裕があります。このため2番目の子供は長男のツキと少し性格が違いおっとりタイプのようです。是非真っ黒な子犬のような赤ちゃんをご覧下さい。ここからはこれから出産を控えている動物や、出産が期待できる動物達をご紹介します。

最初にマレーバクのメス(ミライ)は、交尾確認もあり予定では4〜5月頃には白と黒色の親の模様とは似ても似つかない、かわいいシマ模様の赤ちゃんが見れることでしょう。

この頃の赤ちゃんは必見ですヨ!小型サルの仲間にも出産予定日は定かではありませんが、少しずつお腹が大きくなっているアカテタマリンがいます。子供動物園ではヤギが妊娠中かな?フライングゲージの鳥やクジャク達も間もなく繁殖期を迎えます。(担当者の腕の見せどころです。)

163号の2ページへ »

一覧へ戻る

ページの先頭へ