でっきぶらし(News Paper)

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164号(2005年03月)7ページ

動物園実習だより 学芸員実習を終えて1

東京農業大学 長澤汐美

今回学芸員実習として日本平動物園の管理課に10日間お世話になりました。実習では主にパネル作成をしました。見やすく、読みたくなるような内容を作ることは難しく、何度も手直しをしました。パネル作成を通じ、人の注意を惹く展示物を作ることの大変さを実感しました。

その他に、イベントのお手伝い、ツアーガイド、子供動物園などのボランティア活動に参加させていただきました。バレンタインデーのイベントでは会場の装飾や、記念撮影の補助をさせていただきました。3日間のイベント期間中寒い中多くの方に参加していただき、大盛況で終わることができました。

ツアーガイドでは、ボランティアガイドの研修や、実際のガイドに参加することができました。ボランティアさんによりガイドの仕方が違うため、同じコースでも違う視点でガイドを楽しむことができました。中学生を対象としたプロジェクトワイルドに参加する機会もあり、校外での学習形態や求めることを相手に伝えることの難しさを知ることができました。

子供動物園ではウサギとモルモットの触れ合いの補助をしました。子供たち一人一人に注意しながらの補助はとても忙しく、あっという間に時間が過ぎてしまいました。

半日かけた動物の毛洗いは、キリンのしっぽの毛やアリクイの毛、トラのヒゲなど初めて触わるものばかりで、それぞれの動物による毛の硬さ、長さ、質の違いなどがよくわかりました。トラの毛が意外と柔らかく、その柔らかさがネコに似ていたためトラがネコ科であることを改めて思い出しました。

作業の合間に、レッサーパンダにリンゴを与えたり、ライオンの食餌風景、ワラビーの赤ちゃんを見に行ったり、象の糞でハガキを作ったりと、様々な体験をさせていただきました。

いろいろご迷惑をおかけしましたが、皆さんに指導していただき、無事実習を終えることができました。様々な貴重な体験をさせていただき大変感謝しています。今後も日本平動物園が様々な分野で活躍していくことを願います。

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