でっきぶらし(News Paper)

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171号(2006年08月)12ページ

スポットガイドだより

★5月21日 夜行性動物館

 五月晴れの中、渡辺飼育係員の解説により実施されました。夜行性館では多くの種類の動物が飼育されていますが、その中から何種類かを取り上げ、写真、体毛、糞、ぺリット(採食したものの中で消化できないものを戻した物)と、羽根等を参加者に手にとって間近で見てもらいながらその動物の生態、特徴等の解説を行いました。間にクイズを出し、正解者にはおまけ付きの景品をプレゼントしました。 解説の最後には、1月に出産し育児中の貴重なアムールヤマネコの近況なども報告しました。最後に参加者にヤマアラシの体毛とシールをプレゼントすると皆大喜びでした。

★6月25日 マレーバク

 雨で延期となっていましたが、当日もあいにくの雨模様の中、川村飼育係員の解説の下行われました。バクの種類と住んでいる所、バクにまつわる様々な伝説についてお話しました。中でも、一般的な悪い夢を食べてくれる動物とか、神様が動物を創る時集めた様々な体の部分を寄せ集めて創ったのがバクという動物になった話に皆聞き入っていました。特徴ある歩き方のために、足の裏が傷つきやすく治療が欠かせぬ事、又その治療をする為にバクに麻酔をかけた様に寝かせてしまうコツ、バクの等身大パネルを使い、どのように寝かせるのかについて説明しました。また、妊娠期間が13ヶ月もあり、生まれた子供はうりぼうと呼ばれ、成長と共にその縞模様が消えていく事を写真を見せて紹介しました。最後に、人間の勝手な行動により世界のバクが絶滅状態にあり、動物園では生まれたバクのブリーディングローン(動物の貸し借り)を行なって、繁殖し数を増やす役目を行っている事等もお話しました。
 雨模様にも関わらず、後半は参加者も増え雨の中止まって話を聞いてくれる人もいました。

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