でっきぶらし(News Paper)

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185号(2008年10月)6ページ

<スポットガイドだより>

★9月23日 レッサーパンダ

秋と思えぬ熱い日差しの中、担当の鈴木飼育員の解説で行われました。

はじめに、レッサーパンダは住んでいる場所によって2種にわけられること、パンダと名がつくものはジャイアントパンダが有名ですが、パンダと名がついたのは発見されたのが早いレッサーパンダの方が先だということ、はじめは同じ仲間にしていましたが、今では全く違う種類となっていることなどなるほど情報が紹介されました。

日本平動物園は全国のレッサーパンダのペア作りの仲人係という大事な仕事を受け持っています。今年は、園内でも2頭の赤ちゃんが生まれましたが、残念ながら1頭は死亡。もう1頭(クウ)は人工哺育でスクスクと育っていること(実は立ち上がるということで有名になった風太の妹になります。)などのエピソードや食事の種類なども紹介されました。

最後におさらいクイズを行い、正解者にはクウの人工哺育中頃の写真をプレゼントしました。レッサーパンダは日本平動物園のメインキャラクターでもあり、ガイド中はたいらちゃんも参加。子供達はたいらちゃんの周りに集まり興奮気味でした。


★10月26日 小さなサルの仲間 小型サル舎

今にも雨が降り出しそうな空の下、四十名程の参加者を集め担当の松下飼育員の解説で行われました。

小さなサルの仲間(体重150g〜500g前後)は、体重の割に体表面積が大きいので体の熱が奪われやすいため、常に食物を摂取してエネルギー補給をしていないと体調不良をおこし死に至る危険性もあるため、栄養バランスを考えた給餌を一日四回与え、温度管理を含めた飼育環境に細心の注意を払って飼育していることなどが紹介されました。

また、他の動物と違い、子育てには母親はもちろん父親、兄弟までも参加するので、赤ちゃん背負っているからといって母親とは限らないということも説明がありました。

小さな体を支える大切な餌の実物を見せられ、子供達は席を立って興味津々でのぞき込んでいました。

最後に餌の一つとして与えているミルワームという幼虫を子供達からサルへ網越しにプレゼントしました。

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