198号(2011年02月)7ページ
スポットガイドだより
≪11月22日 ふれあい動物園 アオダイショウ≫
朝晩、だいぶ寒くなりましたね。動物園でも黄褐色に様変わりした落葉が放飼場を覆い季節の移り変りを肌で感じるようになりました。みなさんは、お元気で過ごされているでしょうか?風邪には気をつけましょうね!
さて、今回のスポットガイドは、ふれあい動物園で飼育されているヘビのアオダイショウについての解説でした。担当は市川飼育員です。
右腕にアオダイショウを持ち、左手にはマイクというスタイルで器用に生態についてお話をしてくれました。腹部両端にある鱗が尖がった部分を引っ掛けて、木の幹や壁をよじ登る能力があるそうです。また、野生では鳥の卵やネズミを採食するそうです。
行動範囲は広く、森林、農地、また、獲物を追って家屋に侵入することもあるそうです。参加してくださったみなさんは、そのアオダイショウを前にジッと見つめながら興味津々解説を聞いてくださいました。
≪12月19日 オグロワラビー≫
青空の中、四十名程の参加者で行われました。
担当の佐野彰彦飼育員が、作業着の上からポケット付きの前かけや、耳、尻尾などを飾り付けワラビーになりきり(可愛い)解説が始まりました。
オグロワラビーは野生での頭数が減り国内で保護飼育されている動物園などは非常に少ない事や、生まれた赤ちゃんはわずか二センチほどの大きさで目が見えず、小さな口と手を使って、お母さんが舐めてつけてくれた道をたよりに命がけで袋までのぼり、中に入って数ヶ月を過ごす事などを解説してくれました。
また、体の大きさにより、カンガルー、ワラルー、ワラビーと区別され、ワラビーの仲間が一番体は小さい事などを話してくれました。最後にクイズを出題し、正解者にはワラビーの缶バッチをプレゼントして楽しく盛り上がりました。
ズースポットガイド班 青木光生