4月17日にヒツジの毛刈りを行いました。ヒツジの毛は刈ってあげないと伸び続けてしまうので、年に一度この時期に毛刈りを行っています。当日は生憎の雨でしたが数組のお客さんが来てくれました。飼育員たちと一緒にバリカンを手に持って毛を刈ります。バリカンは音も大きく重たいので少し怖いかもしれませんが、面白いようにサクサク毛が刈り取れます。お客さんが自分で刈った毛を持ち帰ることができるので、羊毛フェルトなんかに挑戦するのも楽しいかもしれませんね。
　またこの機会にふれあい動物園の飼育員たちは、プロの毛刈りの先生にやり方を教わります。まずは保定といって動物を捕まえるところから始まるのですが、先生はヒツジをコロコロ転がして毛刈りをしやすい体勢にしていきます。真似してやろうと思ってもなかなかこれが上手くいきません。先生がやるとヒツジは大人しくされるがままですが、飼育員たちがやってみると暴れてしまいます。先生は「暴れるってことはヒツジも苦しいんだよ、楽な体勢で刈ってあげることが上手くやるコツだよ」と教えてくれました。他にも色々とコツを教えてもらい、最初は苦戦していた飼育員たちも最後の方には上手に刈れるようになっていきました。

(飼育係　久保　暁)