でっきぶらし(News Paper)

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232号(2016年10月)4ページ

【あらかると 飼育員さんのナイショ話】 モルモットの名前決定!赤ちゃんも誕生! 

 ふれあい館で抱っこやタッチができるモルモット。実は名前が決まってなかったんです。せっかく触れ合うんだから名前をつけたいなぁ~と思い、19匹のモルモットに名前を付けることにしました。毛の色や毛並、模様に特徴がある個体はすぐに名前が決定しましたが、よく似た配色の個体たちはなかなか決まりません…。そこで、夏休みの期間にふれあいで活躍中のモルモットのうち10匹の名前を募集しました!応募箱に投票された名前はなんと全部で623票!その中から票数が多いものや、インパクトのあるもの、パッと見て誰かわかるものなどいろいろなポイントで決定しました。
 投票された名前を見ているといくつかに分類できることがわかりました。
―その1 色…モルモットの体の色の名前「クロちゃん」、「シロちゃん」など
―その2 動物…似ている他の動物の名前「パンダちゃん」、「ハムちゃん」など
―その3 好きなもの…自分の好きなものの名前「チョコちゃん」、「まぐろちゃん」など
―その4 モルモット…モルモットという言葉を少し変えた名前「モルちゃん」、「モルルちゃん」など
多かったのがこの4つです!名前を見ただけでパッとわかるものから、つけた理由を見るとなるほど~と思うものまでたくさんありました。
 どれも個性的で開票作業はとても有意義なものになりました!決定した名前は後日、ふれあい館内に掲示して発表させていただきます!!たくさんのご応募、ありがとうございました★

 さて、7月下旬から8月下旬にかけて、ふれあい動物園ではモルモットの赤ちゃんが誕生しました。赤ちゃんは全部で13匹!性別は今のところ男の子が4匹と女の子が1匹。残りはもう少し大きくならないとわかりませんがみんなとてもかわいいです。
 モルモットの妊娠期間は意外と長く、赤ちゃんは2か月くらいお母さんのお腹の中にいます。生まれたときには毛も生えそろっていて目も開き、大人と同じ格好をしています(これを早成性といいます)。生まれたての赤ちゃんは体が濡れているのでお母さんが舐めてきれいにします。
 そのあと栄養や免疫成分の入ったお母さんのお乳(初乳)を飲み、その後1か月くらいまではお乳を飲みます。しかし、生まれてから1時間くらいしたときに様子を見てみると…もうキャベツや乾草をかじっていました!!いくら大人と同じ格好で生まれてくるとはいえ成長の速さにびっくりさせられました。赤ちゃんは1か月から2か月くらいで性別がわかるようになるので、男の子か女の子かも含めてこれからの成長が楽しみです。
 ふれあい館では、ふれあいの時間にモルモットの赤ちゃんを公開しているときがあります。これは、モルモットの赤ちゃんが外の世界に慣れるための第一歩!いずれはお客さんとふれあってもらえるように練習として公開しています。ふれあい館で見かけたときはびっくりさせないようにそぉーっと、覗いてあげてくださいね★

(飼育係  大谷 舞)

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