でっきぶらし(News Paper)

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233号(2016年12月)9ページ

スポットガイドだより 『9月18日 チンパンジー』

 9月18日(日)13:30からスポットガイド「チンパンジー」を実施しました。朝からあいにくの空模様で、天気と相談の1日でした。それでもガイドの時間帯になると、雨がパタッと止んでくれて無事に実施することができました。
 はじめにチンパンジーはとても人間に近い存在で、高い知能を兼ね備えていて、道具を使用したりもすること、コミュニケーション能力に優れ、自分の気持ちを声や顔の表情で伝えていることを紹介しました。次に、総称して類人猿と言われ、チンパンジー以外にも類人猿がいることを紹介し、サルの仲間だけど別に分類されていることを説明しました。また、サルにはあるはずの尻尾が類人猿にはないことを説明すると納得していました。あと、野生での暮らし方や食生活、動物園では何を与えているのかをパネルを使って説明しました。
 その後、今までの飼育での苦労話、人工保育経験などを伝え本当に人間に近い存在であることを再認識してもらいました。最後に、賢い動物であることを伝えるために、人工アリ塚にジュースを入れ、それをどのようにして舐めとるのかを観察してもらうために、直接チンパンジーに木の枝を渡し、それを細工し道具として使っているところを間近で観察してもらいましたが、実際に行動が見られると、ご覧になっている皆様は感心してくれていました。

(飼育係  佐野 彰彦)

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