でっきぶらし(News Paper)

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242号(2018年06月)3ページ

ふれあい動物園のうさぎさん!

 こんにちは!ふれあい動物園ウサギ担当の山本です。皆さんは、ふれあい動物園でウサギさんの抱っこや、タッチコーナーでのウサギさんとのふれあいをしたことはありますか?
 実は日本平動物園では30羽近くのウサギを飼育しています。とても身近で、家などでも飼いやすいウサギですが案外知られていない一面もあります。そこで、ウサギ担当の山本からウサギに関するお話を二つしたいと思います。
 一つ目は、「ウサギは寂しくなると死んでしまうのか?」ということです。これは多くの方が耳にした事があると思います。実際、来園者の小さな子から「ウサギさんはひとりで寂しくないの?」などと、質問されたこともあります。そんな、寂しくなると死んでしまうイメージの強いウサギですが、実際はそのような事はありません。
 寂しいから2羽で飼ってあげようと思い、2羽同じゲージで飼ってしまうと実はケンカをしてしまうのです。特にオスのウサギは縄張り意識が強いので、オス同士を同じケージで飼うとお互いの毛をむしりあう大ゲンカになってしまうこともあります。またオスとメス、メスとメスでも相性があり、ケンカをする場合もあります。ふれあい動物園では、性別がわかり次第、ウサギ同士の相性を見て、1羽ずつ部屋を分けたり、同じ部屋で飼育するなどの判断をしています。
 二つ目は、「ウサギは寝る時も目を開けている!?」ということです。ウサギは目を閉じて寝るイメージがあるかと思います。しかし、本来野生で暮らしているウサギは、敵からいつ狙われてもすぐ逃げる事が出来るように注意を払って生活してきました。その本能もあり、人間が飼育しているペットとしてのウサギも、実は目を開けて寝る事が多いのです。
 そんなウサギですが、生活やその場の環境に慣れて絶対安全な場所だ!と思うと、目を閉じて横になって熟睡する姿が見られることがあります。動物園で飼育しているウサギが目を閉じて寝ている姿を見ると、安心して生活してくれているんだなぁと、ホッとします。
 ふれあい動物園のウサギは色々な色や模様の子がいて、性格も大人しかったり、とても元気だったりと様々です。
 可愛いウサギさんを抱っこしたり、触ったりする事ができるので皆さん是非ふれあい動物園まで足を運んでみてください!
(山本 新)

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