でっきぶらし(News Paper)

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255号(2020年08月)4ページ

実習生だより①

 私は1月30日~2月2日の4日間、日本平動物園で実習をさせていただきました。今まで旅行や遠出にあまり興味がなかった私が、小さい頃から唯一楽しみにしていたのが日本平動物園に行くことでした。そして何年も通ううちに動物園で働く飼育員さんが動物たちに愛情をもって接している姿を見て憧れを抱くようになりました。そのため、中学生の時の職場体験でも日本平動物園を希望しましたが、その時は残念ながらできなかったため、今回実習させていただくことができ、本当に嬉しく思いました。

 この4日間のインターンシップでは、1日目が夜行性動物・熱帯鳥類・猛禽類、2日目がレッサーパンダ・爬虫類、3日目が中型サル・調理場、4日目はもう一度レッサーパンダと爬虫類の仕事をやらせていただきました。主な仕事内容は、動物舎の掃除、餌の準備、給餌などでしたが、あまり想像していなかった仕事もあり、驚きました。そのうちの一つが、レッサーパンダの餌の竹を取りに行ったことでした。レッサーパンダたちが毎日食べている竹は飼育員さんたち自らが動物園の近くにある竹林から切ってきているものでした。私も実際に竹とりに同行させていただき、飼育員さんが切った竹を運んだり、枝を切ってまとめたりなどしましたが、竹を運ぶだけでも結構大変だったのに、普段は全ての工程を飼育員さん一人でやっていることを知り、感動しました。

 飼育員さんのお仕事は、ただ動物のお世話をするだけではなく日ごろの掃除や、給餌の時に糞の様子や動物の動き、食べた餌の量を見て体調の変化に気づいてあげたり、その動物に合った展示の仕方を工夫したり、展示物を自分で作ったりなど様々な仕事があるため、ただ動物が好きなだけでなく色々なことを幅広くできる人が飼育員に向いているという事を教えていただいたので、飼育員さんを目指しながら今後、色々なことに挑戦していきたいなと思いました。

 この4日間、ここでは語りきれないほど多くの貴重な体験をさせていただきました。このようにとても楽しく、充実した日々を過ごせたのは担当してくださった飼育員の方々や、そのほか、日本平動物園の職員の皆様、学校の先生のおかげです!これからも憧れの飼育員さんを目指して頑張っていきたいと思います!本当にありがとうございました!

(田村夏帆)

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