でっきぶらし(News Paper)

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275号(2023年12月)9ページ

スポットガイド 10月15日 ウサギ

 10月15日に「ウサギ」のスポットガイドを行いました。秋晴れと言うには少し暑かったとは思いますが、当日はたくさんのお客様に集まっていただきました。

 さあ初めてのスポットガイド。テーマは「意外と知らないウサギのこと」です。しかしド緊張している飼育員のつたない解説は果たして面白いのか…。そこで、今回のガイドはクイズを出しながら進めて、お客様に参加してもらうことにしました。一緒に楽しんでしまおうという魂胆です。クイズは全部で6問。積極的に参加していただき本当にありがとうございました。
中でも皆さん驚かれていたのは「ウサギの前歯は全部で何本?」という問題でした。答えの選択肢はa4本 b6本 c8本。『こんな簡単な問題を出すなんて本当はめちゃくちゃ多いのでは?!』とc8本に手を挙げ、逆張りされる人が多かったです。今、この記事を読んでいるあなたは何本だと予想しますか?正解は…b6本でした!!下顎切歯が2本、上顎切歯が2本。さらに上顎切歯の後ろに上顎小切歯という小さい歯が2本生えています。この上顎切歯と上顎小切歯の間に下顎切歯が入り込むことで、固い乾草や野菜をかみ切ることができるのです。この小さな歯のおかげで、ネズミと同じように歯が伸び続けるのに、ネズミのなかま(ネズミ目)ではなくウサギだけのグループ(ウサギ目)に分類されています。ウサギの頭骨を使いながらの解説でしたが、お客様には楽しんでいただけたようで安心しました。

 また頭骨を見て「ウサギの耳に骨はないの?」と質問をいただきました。ウサギの耳には軟骨はありますが骨はありません。あの大きな耳は、耳を支える大きな軟骨と筋肉で動いています。

 私たちにとって身近な存在のウサギですがよくよく考えてみると知らないことがいっぱいあるはずです。疑問に感じたことはどんどん調べるようにしましょう!きっと楽しいですよ!

大胡 穂夏

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