でっきぶらし(News Paper)

一覧へ戻る

107号の2ページへ »

107号(1995年09月)1ページ

飼育課職員 佐野一成 職員海外派遣研修生としてヨーロッパへ

 飼育課職員の佐野一成が、職員海外派遣研修生として、さる九月二十三日より十月六日までの十四日間、動物園の発祥地であるヨーロッパへ出張しました。
 視察した動物園は、フランスではパリ動物園、ジャンダンデ・プラント、ベルギーではアントワープ動物園、ドイツではフランクフルト動物園、ベルリン動物園、テラパーク、オーストリアではシェンブルンテラガーデン、イギリスではロンドン動物園、ザ・ナチュラルレヒストリーミュージアム自然史博物館などです。
 動物園で一番古いオーストリアのシェンブルン・テラガーデンは、二百三十年前に一般公開されたもので、現在も当時の姿を残していて市民に愛されています。
 また、フランスのジャルダン・デ・プラントでは二百二年前にルイ?V世がつくったクマ舎、ピット方式の獣舎も、現在使われていました。そしてナポレオン?V世が作ったハ虫類館は、りっぱな木造の内装を修復しながら観客に見せていました。
 イギリスのロンドン動物園は、現在の世界の動物園が発展を遂げる過程で、重要な役割を果たしてきました。このロンドン動物園も数年前に経営危機になり、閉園のニュースがありましたが、現在は持ちなおしているそうです。
 これらの動物園の視察をしてみて、新ためて歴史の重さを感じた有意義な研修となりました。

107号の2ページへ »

一覧へ戻る

ページの先頭へ