117号(1997年05月)1ページ
野鳥の写真展開催
愛鳥週間にあわせて、資料館において野鳥の保護を訴える写真展を5月8日より31日まで、開催しました。
今年1月に起きたタンカー事故により重油まみれになったウミスズメやウミウといった海鳥を懸命に看護しているボランティアの姿が、そこにはありました。
またかすみ網にかかったり、翼や足にビニール紐がからまり傷ついた痛々しい野鳥の姿がありました。
この動物園の動物病院では、園内の動物の健康管理のほかに、野生傷病鳥獣保護センターとしての仕事もしています。
1年間に700位の衰弱した鳥や獣が、持ち込まれており、その大半は、保護した人が直接届けてくれています。中には、巣立ち直後のヒナが、飛ぶ練習中のところを持ってきてしまうといった誤認保護がありますが、なんとかしなくてはといったやさしさを感じています。私たち人間が、どう自然と接したらよいのか、じっくり考えてみましょう。