でっきぶらし(News Paper)

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132号(1999年11月)7ページ

博物館実習を終えて 

静岡大学 麦井裕司
 今回、私は静岡大学の博物館実習を通じて日本平動物園へ行くことになりました。はじめは、実習といってもいったい何をすればいいのだろうか?と、とても不安でした。しかし、職員の方々が親切にしてくださったおかげで、緊張せずに動物たちとふれあうことができました。
 私は、動物の世話のお手伝いをする以外に、幼児教室というものも体験させていただきました。これは午前、午後の1回ずつ、県内の保育園や幼稚園の年長の子どもたちが日本平動物園へやってきて、ウサギやヒヨコ、ヘビなどの動物たちとふれあうことによって、何かを学んでゆこうというものでした。子どもたちは非常に元気が良く、正直手におえない状態でした。しかし、動物とふれあっていくうちに、少しずつ子どもたち一人一人違うものを感じとっているようでした。
 最後になりますが、今回私は類人猿舎へ行くことが多かったのですが、力では人間の何倍にもなるゴリラ、チンパンジー、オランウータンなどを飼育係の人たちが長年の信頼関係により、上の立場として飼いならしている様子にはとても驚きました。またこれからも機会があれば日本平動物園へ足を運びたいと思います。今回の実習は一生の思い出になりそうです。ありがとうございました。

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