でっきぶらし(News Paper)

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29号(1982年10月)1ページ

動物大使 (その1) 〜アメリカ編〜

日本平動物園も開園以来14年目を迎え、この間親しみやすい動物園として人々から愛されてきました。また、世界各地に生活する数多くの動物達を迎えたり、送り出したりしてきました。新しい動物を受け入れるたびに、その動物の生活していた国の気候、風土、そこの動物達、人々の生活等を調べるわけですが、その国に行ったような気分に浸って、誠に楽しいものです。
そんな動物達の中で、正式に動物大使として、静岡市にやってきた動物を紹介いたします。
昭和44年の開園当初、静岡市と姉妹都市であるアメリカのオハマ市より、アメリカバイソン、アライグマ、プレーリードッグ、ジリス、スカンクが、開園記念として寄贈されました。特にアメリカバイソンは、これまでに多くの子供を産み育て、その子供達が日本各地の動物園に送られ、名実共に国際親善の役割を果たすとともに、新鮮な血液の更新がなされ、アメリカバイソンの習性や形態が失われずにすんでいます。
不幸にして、昨年から今年にかけて、夫婦共に死亡してしまった事は、誠に残念ですが、その使命は、子供達だ受けついでゆく事でしょう。

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