でっきぶらし(News Paper)

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30号(1982年11月)4ページ

新 熱帯鳥類館・夜行性動物館の紹介

(川村敏朗)
現在の熱帯鳥類館、夜行性動物館は、昭和44年の動物園開園時につくられた建物で、すでに13年も経過している。その為建物のいたる所が老朽化し、飼育管理上、展示上支障が生じた為、来年の3月をめざし、このほど着工しました。かぎられた動物園敷地を有効に利用するため、1階を夜行性動物館、2階を熱帯鳥類館とし、現熱帯鳥類館跡地に建設します。
新夜行性動物館は、出入口をダチョウ、シマウマ舎側に設け、館内の展示室数を9部屋から14部屋にし、各部屋のスペースをできるだけ広く設計してあります。展示動物は、アルマジロ、コウモリ、フェネック、ツチブタ、ヤマアラシ、ムササビ、カンガルーネズミ、泳いでいる姿が見えるカワウソ、中国西安市からいただいたベンガルヤマネコ等を飼育する予定です。
新熱帯鳥類館は、出入口をこども動物園とクマ舎側に設け、展示室には、鳥達がおちついてすごせるよう植物を植え込む予定です。展示室は9部屋あり、ほぼ中ほどに大鳥室を設け、豊富な植物、美しい鳥達そして人がいっしょの部屋に入り、観察しやすいよう工夫しています。フライングケージの熱帯編といったところでしょうか?他にオオサイチョウ、ゴクラクチョウ、ワライカワセミ、河川の鳥などを展示する予定です。
完成は3月末ですが、動物の移動と環境に馴らすこと、植物の植え込み育成等で、オープンは4月下旬になると思われます。
はやく新館での動物達の動きをみたいものです。皆様もお楽しみに!

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