でっきぶらし(News Paper)

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30号(1982年12月)1ページ

動物大使 〜インド編〜

動物園で最も人気のある動物といえば、ゾウではないでしょうか。当園でも2頭のインドゾウが飼育展示されています。牙のある方を「ダンボ」といい、年令16才で体重約2.5トンです。もう1頭は「シャンティ」といい、年令13才で「ダンボ」より28kg多く、体高2m31cmもあります。
この「シャンティ」が動物大使である事は、あまり知られていません。昭和45年6月11日、インド南部のマイソール州より清水市を経由し、当園に贈呈されました。「シャンティ」の意味は、ヒンズー語で「平和」というそうです。
同年6月14日に静岡・清水の両市長並びに、マイソール州主席大臣他多数の関係者と、地元の子供達を含め盛大な贈呈式が行われました。
以後今日まで、静岡祭の市内パレード、浅間神社への初詣、園内散歩、子供動物園での幼児動物教室等の行事に参加し、活躍してきました。放飼場では、あいさつ、ふせ、返事などを披露し入園者の喝采をあびていました。
今では立派に成長し、好物のリンゴ、人参、牧草など、1日に35kgを食べています。今後とも健康に気を付け、大切に飼育していきたいと思っています。

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