でっきぶらし(News Paper)

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30号(1982年12月)5ページ

中部ブロック飼育技術者講習会に参加して

(鈴木和明)
11月25日、26日の両日、静岡市内のビクトリアホテルで第45回中部ブロック飼育技術者講習会が開催されました。
この講習会は、中部ブロックの場合、毎年2回開催されています。内1回は、中部ブロック事務局が置かれている名古屋市東山動物園で開かれるが、あと1回は各園館が順番で担当しています。
最近、富士サファリ、伊豆バイオパーク、伊豆サボテン公園等が日本動水協に加盟しましたので、参加園館も多くなり、今回は18園館23名が参加しました。
講習会の日程は2日間で、1日目が午後1時より5時30分まで研究会発表で、動物園側より7議題、水族館側から2議題の合計7議題の発表がありました。以下発表順です。
1.飼料について (東山動物園)
2.ゾウの飼育歴について (東山動物園)
3.ゾウの排糞量の調査について (日本平動物園)
4.シマウマの飼育 (富士サファリパーク)
5.肺魚の呼吸数 (南知多ビーチランド)
6.人工育成されたギマの成長 (東海大学海洋科学博物館)
7.カワウソの飼育経過 (浜松市立動物園)
8.クマの飼育経過について (日本平動物園)
9.犬山野猿公苑のリーダーの死後 (日本モンキーセンター)

それぞれの発表は、発表時間15分、質疑応答5分の持ち時間20分で行われました。各発表共良くまとめてあり好評でしたが、名古屋市東山動物園から発表された「飼料について」は各園館に共通した問題なので、活発な意見がかわされました。
夜は交流会が開かれ、各園館の飼育係と情報交換もでき、大変勉強になりました。
2日目は、午前8時30分より昼過ぎまで施設見学で、今回は当日本平動物園と、三保の東海大学海洋科学博物館を見学しました。
このような講習会に参加し、自分の飼育体験及び研究資料を発表でき、又、他園の飼育状況を知る事ができましたので私にとって、とてもよい体験をすることができました。

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