でっきぶらし(News Paper)

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31号(1983年02月)3ページ

WWF(WORLD WILDELIFE FUND)

WWF(世界野生生物基金)は、1961年に設立され、スイスの国際自然保護連盟の事務所内に事務局があります。
WWFの主な目的は、世界中で保護を必要とされている動植物を守る為の募金活動です。日本でも、1971年にWWFの支部としてWWFJ(世界野生生物基金日本委員会)が発足し、全国の動物園が活動の中心となっています。日本平動物園でもフラミンゴ前のそてつの所に、WWFのシンボルマークであるジャイアントパンダの募金箱を置いて、活動に協力しています。
寄付されたお金は、3分の2が本部に送られ、世界各国野生生物の保護資金として使われ、3分の1は国内の野生生物の保護や調査に使われています。日本から本部に送金される募金額は全体の1%にしかすぎません。この資金のおかげで、日本でもトキの保護、イリオモテヤマネコの調査等に使われ役立っています。
昨年10月には、このWWFの総裁であるイギリスのエジンバラ公フィリップ殿下が来日され、野生生物の保護、募金活動等について訴えられました。この機会に今一度、人間と自然との関係を一人一人が考えてみたらどうでしょうか。自然を守るのも壊すのも人間しかできない事だから!

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