でっきぶらし(News Paper)

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35号(1983年10月)6ページ

友の会コーナー 〜 サマースクールに参加して 〜

(竹内充枝)
昨年は、子供だけ参加し、1日がんばって飼育のお手伝いをさせていただきました。帰ってからいろいろな話を聞き、とてもつかれたが、楽しかったと言うので、今年は、数?親子で飼育のお手伝いをと思い、参加させていただきました。
実習を終え、まず感じたことは、思っていたよりはるかにたいへんで、神経をつかう仕事であるということです。動物に対して愛情を持ち、習性をよく知り、それに対処していく神経は、とても私達にはおよびもつきません。動物は、おしゃべりができないが、愛情を持って接していたら、かわいいだろうなあ。でも、あくまでも野生であるので気がぬけない。やっぱりプロだなあと思いました。
又、動物の立場にたった飼育をしているということです。えさもきちんと決められた量を与え、野生にちかい環境で飼育することが大切であり、やたらとえさを与えてはいけないということも実習をとおして知りました。
動物園は、私達にとって日常出会うことができない動物を身近かでみることができ、生きた事典ともいえると思います。いつも動物達が元気でいられるのも、裏方である飼育係の方々のごくろうがあることを身にしみて感じました。

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