でっきぶらし(News Paper)

一覧へ戻る

41号の2ページへ »

41号(1984年10月)1ページ

ブリーディングローン

 ブリーディン・グローンとは、繁殖を目的とした動物の貸し出しの事を言います。
 たとえば、A動物園にゴリラのオスが、B動物園にはメスがいて、年齢的にも合っているとします。そこで、A動物園とB動物園の間で話し合われ、どちらかを移動させて2世誕生をはかるわけです。 
 稀少な動物では、死んでしまったからといってそう簡単に次の個体は入ってきませんので、この方法はとても良い事だと思います。
 ブリーディン・グローンはの条件は、各々話し合いで決めますが、普通最初の子供はメスを飼育している動物園のものとなり、次の子はオスを飼育している動物園のものとなるようです。
 ほとんど国内の動物園間で行なわれますが、動物によっては外国の動物園と行なう場合もあります。
 当園では、ブラッザグェノンのオスが、犬山市の日本モンキーセンターから借りています。またマレーバクのメスを福岡市動物園に、コンドルのオスを飯田市動物園に、ボウシテナガザルのオスを横浜市野毛山動物園に貸出しています。
 まだ2世誕生の報告はありませんが、1日も早く聞けたらと期待しています。

41号の2ページへ »

一覧へ戻る

ページの先頭へ