でっきぶらし(News Paper)

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46号(1985年08月)9ページ

2日間の飼育体験を終えて

城北高校 生物部員
 私達は、文化祭で展示する研究として、5人で動物園班を結成し(当日は一人ケガのため早引)動物園の飼育見学を実行しました。そもそもどうして、テーマを動物園にしたかというと、動物が好きなこと、そしていつもは見られない飼育係さんの仕事を見てみたいと思ったからです。と、書きたいものですが、事実は誰かが突然
“動物園に行きたいねえ”と言い出したのがきっかけで、“それがいい”と簡単に決まってしまったのでした。
 飼育係の仕事というのは、実際に見学、体験してみると、思ったより力がいる仕事だと驚き、動物に関する知識と合わせて、自然に関する広大な心を持てる素晴らしい仕事だなあと感動しました。そして動物を間近で見て、迫力、恐さを感じた反面、目がくりっとしているいろいろな動物を見てとても愛らしく思ったり、動物の小屋の掃除を任されて、動物たちが安心して眠れるか不安になったり、ふんを見て感動したり・・・。
 とにかく、充実感でいっぱいの2日間でした。この日以来、肝心の勉強は手につかず、ボーッと放心状態がつづいたしだいです。この2日間を通じて、飼育見学・体験をした動物たちを始めとする、園内にいるすべての動物が昔から友達のような、そんないとしい存在となりました。この体験を生かし、日本平動物園の宣伝も兼ねて、文化祭には良い展示をするように努力したいと思います。
 最後に、親切にしてくださった飼育係の皆さんに心からお礼申し上げます。

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