でっきぶらし(News Paper)

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46号(1985年08月)12ページ

友の会コーナー 一日飼育係になって 

望月麻衣香
 フラミンゴのえさをあげた後、いよいよライオンのおりへ。
ライオンを外へ出す仕事をやった時、足の下をライオンが通っていったので、何となく、かみつかれそうでこわかった。
おりの中へ入ると、えさがたくさん残っていた。嫌いなのかと思ったら、暑さのために食欲がないそうだ。
ライオンでも夏バテするんだなあ、と思った。
おりの掃除は、残っている物をとったり、水で流したり、デッキブラシでこすったり・・・。
飼育係の人とやるのは簡単だけど、「ひとりでやってごらん。」といわれた時、とまどったけど何とかできた。やってやれないことはないと思った。
その次は、えさ作り。
馬肉を包丁でスーと切る。これはまだまだいい。しかし、にわとりの頭をつかむ時、こわかった。目を半分あけていて、私をにらんでいるようだった。
だけど、ライオンのためと思ってがまんした。
午後は、フラミンゴの池の掃除から始まった。
水をぬいて、デッキブラシでこすって、水を流し、何回も何回もやった。
終わった後、フラミンゴがすぐよごしてしまったので、イヤになってしまった。
けど、これは、ここが自分の場所ですという印みたいなものだから、しょうがないと思ってあきらめた。 
ライオンのおりにいったらライオンはいなかったけど、トラのミナちゃんがえさをまっていた。早くくれといわんばかりの勢いだった。
なんだかあっというまに、1日が終わってしまったけど、とても楽しい1日でした。来年もぜひ参加したいと思いました。

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