でっきぶらし(News Paper)

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46号(1985年08月)13ページ

友の会コーナー 楽しかった1日飼育係

今春 恵
 ライオン班は、2人きり。本当はもう1人くる予定だったけれどきませんでした。
 まず、フラミンゴのえさをまぜ、えさを3等分してバットに入れます。
 えっ!?なぜフラミンゴと猛獣が関係あるかって!?私にはよくわからないけど、フラミンゴの世話も同じ人がやっているからじゃないですか。
 次は、猛獣舎の掃除。やる前に、掃除中の注意と、えさについての説明がありました。そして猛獣を外に出します。猛獣が外に出たのを確かめて、ドアをあけ、残ったえさをちりとりであつめます。
ピューマの所は、きれいに食べてありよかったけど、ライオンの所は、かなり残っていました。掃除の時も、ライオンのところがたいへんでした。
掃除が終わると、猛獣のえさを作ります。
作るといっても馬肉を切ったり、ニワトリの頭をバケツに入れることですけど。
それでも馬肉を切るとき、意外と時間がかかりました。
それは私たちの包丁の使い方があまりよくなかったみたいからです。
でも、だんだんとなれてきて、コツをつかめるようになりました。
 私たちが夏、食欲がなくなると同じようにやっぱり動物たちも食欲がおちていてあまり食べない。だから、残した分量ずつ減らしていって様子を見るそうです。
全部切りおわったら、休けいが入りました。
10分位してから、また仕事が始まりました。
ニンジンを細かく切り、ホーレン草と水と青のりをミキサーでまぜ、それを、フラミンゴフードとまぜました。
これがフラミンゴの明日の食事です。
えさ作りの時、思ったことは、肉をたくさんつかうんだなあということ、そして、ライオンは、案外少ない量だなあと思いました。
これで午前中の仕事は終わりました。
 午後の仕事は、フラミンゴの池の掃除から始めました。
フラミンゴの池は、けっこうよごれていて、掃除が大変でした。
水をぬいて、デッキブラシでこすり、きれいにしたところに、フラミンゴがいきなりおりてきて足あとをつけていってしまいます。又、水でながし、デッキブラシでゴシゴシ・・・。
1時間半かけて、きれいにすることができました。
フラミンゴの場合、フンで自分のなわばりを表すそうです。
私は、近くにあったフンをきれいにあらいながしてしまったので、こまったと思いましたが、少したったらみんないっせいにフンをしはじめたのでホッとしました。
「フラミンゴの数をかぞえてごらん。」
といわれたので、1羽ずつかぞえました。
3羽ずつかぞえるといいといわれたけれど、かえってかぞえにくいような気がした。
動きまわるので、たいへんでしたが、全部で38羽、しっかりかぞえることができました。
 その後、午前中に切った肉を全部猛獣舎の中においてくることになりました。
とても重いため、おじさんが車でえさをはこぶので後ろにのせてもらいました。
トラの食糧がすごく多くて重かったです。
子供のトラはすごく食欲があり、あげたらすぐ食べ始めました。
肉が足りない時は、自分のフンまで食べてしまうとか・・・。
 私の一日飼育係は、これで終わりですが、本当に楽しかったです。
ちょっと、どじだったとこもあったけど、又やりたいです。
飼育係のおじさん、1日どうもありがとうございました。

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