でっきぶらし(News Paper)

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46号(1985年08月)14ページ

友の会コーナー 一日飼育実習

菊地理恵
 私たちのやらせてもらった飼育の班は「クマ・バーバリシープ」の班でした。
私たちは、それを決めるまで苦労したけれど、「かわいくて、バーバリシープなんかさわれるかもしれない。」とか「掃除だって結構おもしろいから。」と言うようなことで、父と、友だちと、私の3人で参加しました。
 私たちは、どの人が担当の人かなと思いながら、まっていました。
そして、私たちが呼ばれた。
担当の人を見た時、とてもやさしそうな人だなと思いました。
 いよいよ、飼育実習の始まりです。
まず、食事作りからやりました。
私は包丁を使いなれないので、ソーセージなどを切る時は、危なくて、父や担当の人に「危なっかしいなあ。」などと言われてしまいました。
食事作りが終わり、クマ舎に行きました。
そしておじさんがやったように、まねをして掃除をやりました。
私はホースをもち、友だちは、でっきぶらしをもって入りました。
私は、うんちのくさかったこと、クマの毛がたくさん落ちていたことで、気持ちが悪くなったりしてしまいました。
でも、とてもおもしろかったです。
どのクマかわからないけど、長細いあなから、こっちをのぞいたり、鉄のとびらにぶつかって、私たちの方にきたがったり、とてもかわいかったです。
 次にバーバリシープのところをやりました。先に部屋の中をやり、そしていつも遊んでいる土の所を掃除しました。
私は、石や、土や、砂をたくさんとってしまったので悪かったです。
私たちが掃除をしている目の前でフンをした時などは、とてもにくらしかったです。
私たちが近寄っていくと、すぐににげてしまい、最初の思いはあて外れでした。
あみの外からは、さわれるのに、どうしてかな。
「ボス」と呼ばれる一番大きなバーバリシープは、前足をけがしていたのでかわいそうでした。
 午後は、別にやることがなかったのでリスザルにやるせみをとりに行きました。
たくさんつかまえました。
つかまえている時は、楽しかったけれど、リスザルが食べてしまうなんてかわいそうでした。それは、せみの命は短く、せっかく生まれてきたのに、もう食べられてしまうんだから、残こくで、かわいそうでした。
あんなかわいいのに、せみを食べるなんて、ショックでした。
せみをとっている間に、いろいろ見てまわりました。
その中で、白クマが水の中で遊んでいるのが見れて、とてもうれしかったです。
4時30分に、クマの出ている所を、掃除するということだったので、もう少し時間を延長してもらいたかったです。

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