でっきぶらし(News Paper)

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52号(1986年07月)1ページ

レンズから見た動物達 うり坊を追う

マレーバクが三頭目(オス)の子を出産しました。さっそく写真班として張り切って出かけ、カメラを構えたまではよいのですが、窓の鉄格子が邪魔をし、子が少し移動しただけでもシャッターが押せなくなるなど、思わぬ苦労をさせられました。
たいていの方はご存知だと思いますが、マレーバクは子供の内、横にしまがあり、うり模様にそっくりで、親とは似ても似つかない姿をしています。そんなしま模様も徐々に消え、四ヶ月経つと同じ黒と白のツートンになります。
その変化する様子を追おうとしているのですが、放飼場に入ると母親は警戒して私のほうへやってくるので、逃げて落ちつくのを待つしかありません。
そうして、再び近づいてゆくのですが、ファインダーを覗きながらだと、周囲の状況が分からず、それにいつ母親が私のほうへやってくるかと、ひやひやしどうしです。
マレーバクの子のうり模様の変化がうまく撮れたなら、「ZOOしずおか」に載せたいと思っています。期待していて下さい。
(佐野一成)

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