でっきぶらし(News Paper)

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58号(1987年08月)4ページ

開園以来の動物 ワシミミズク

新夜行性動物館も開館してから、早くも4年2ヶ月の年月がたとうとしています。この中にも開園以来の動物がいる、といえば驚かれるでしょうか。
ワシミミズクの2羽共がそうです。今は、芝生広場となっている旧館からの引越し組が何種かいたのですが、彼等もその一員だった訳です。
年齢からの衰えや新たな環境への不慣れから倒れてゆく動物もいました。しかしながら、ワシミミズクだけは衰えも見せず、環境の変化にも耐えぬいてゆきました。
スポットライトが当てられたことがあったでしょうか。だいたい2羽で飼育されていながら、ペアかどうかも分からない上に年齢すら不詳です。如何に注目されることがなかったかの証明のようなものでしょう。
飼育ハンドブックに長寿記録の記載はなく、18年に及ぶ飼育は長かったといえるかどうかは分かりません。いえるのは、今日も静かで目立たぬ日々を過ごしていることです。

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