でっきぶらし(News Paper)

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65号(1988年09月)2ページ

モンキー、この騒々しい住人達(?T)・カニクイザル

 モンキー、この騒々しい住人達。社会性の強さとちょっとぱかりの頭のいいせいでしょうか。何かと話題を提供してくれます。病気だ、怪我だ、喧嘩だ、とかしましさは他の動物の数倍に及びます。
 今年の八月よりオープンした新中型サル舎でだって、何やかや全く騒々しい限りです。そんなサル達の、まずは旧モンキー舎における悲喜こもごもにスポットライトを…。
 振り返れば、わずかに五部屋のモンキー舎ではありましたが、十九年の間に随分多くのサル達が出入りしたものです。
 今回は、取り合えず簡単な履歴を紹介してゆきたいと思います。それでは…。

★カニクイザル

 モンキー者の出産第一号はと問われれば、何となくマントヒヒと答えたくなります。ところが日誌をめくり返せばさにあらず、このカニクイザルでした。メスは小柄で、一般の家庭で育てられた個体だっただけに、出産、育児を心配しましたが、それは取り越し苦労でした。
 飼育期間は短く、一年程でクロザルと入れ替わり姿を消してゆきました。

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