★クロクモザル

　開園当初は子供動物園で飼育されていました。で、大きくなったところで、同じ南米産であるジェフロイクモザルやシロガオオマキザルと同居させたのですが、これが悲劇の元。
　人の中にどっぷりつかり、サルとの付き合い方をすっかり忘れてしまったクロクモザル。何か”事”がある度に四頭のいじめにあっていました。いじめられたのなら、いじめないでのゴマスリの付き合い方があるのに、彼女はそれができなかったのです。いや知らなかった、といっていいでしょう。
　結局、六年程我慢したものの、放出せざるを得なくなりました。