でっきぶらし(News Paper)

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112号(1996年07月)3ページ

動物を知る(?T)

 動物を知る、簡単なようでむずかしい問題だ、と言えるでしょうか。図鑑などを見開いて、生態、形態の特窒?覚えてゆくのは、それはそれでたいへん大事です。ですが、それだけではとても動物を知ることはできません。
 直接向かい合うことでの動物の反応、彼らの生活の跡、食べ残しのカス、うんこ、おしっこを見つつの清掃、このなんでもないような、時には臭いに少々うんざりする地味な作業の繰り返しによって、彼らを知る手掛かりを得てゆくのです。
 触れ合えるに越したことはありませんが、触れなくとも声をかけることのコミュニケーションも大事です。定期的な観察の必要性、それはもう言うまでもありません。
 と述べつつ、直接に間接に触れ合って30年近い年月を経ながら、どこまで動物を理解したのだろうと思うと、かなりの疑問が残ります。上っ面をなぞっていただけかもしれませんが、彼らを知るきっかけとなった出来事を思い起こしながら語ってゆきましょう。

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