でっきぶらし(News Paper)

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152号(2003年03月)6ページ

ボランティアコーナー 「モルモットという動物はいない!?」 土屋 

 モルモットという名前を聞いたことがありますか?実験動物の代名詞みたいに思われ、ハム太郎やウサギによく間違えられる動物です。ところが、モルモットという名前の動物は、本当はいないのです。

 今、モルモットと呼ばれている動物は正式には「テンジクネズミ」と言います。モルモットという呼び方は、マーモットという別の動物と間違えられて、なまったものなのです。ちなみに、テンジクネズミの「テンジク」というのは、西遊記に出てくる天竺(今のインド)のことではなく、単に外国から来たという程度の意味で使われています。

 それから、アメリカのペット屋さんで「モルモットください」と言っても、これまた意味が通じません。英語ではモルモットのことは「ギニアピッグ(Guinea Pig)」というからです。ギニアピッグというのは、日本語に直せば「ギニア(アフリカの一部)のブタ」といく意味なのですが、実はこの名前も変なのです。というのは、モルモットが住んでいるのは、アフリカのギニアではなく、南アメリカのガイアナなのです。ここでも間違えられてしまったようです。しかも、ネズミの仲間なのにピッグ(ブタ)というのも変 ですよね。

 間違いだらけの変な名前を付けら れているモルモッ トですが,よく見る ととっても可愛い 動物です。日本平 動物園の子供動物 園では、毎週土曜 ・日曜と祝日にはモルモットのふれ あいコーナーをや っています。時間 は10時半から12時 と、午後1時から3時です。ぜひモ ルモットの可愛い姿にふれて好 きになってくださいね。

 そうそう、このふれあいコーナーは、いつも私たち ガイドボランティアがお手伝いしています。モルモットやウサギをひざに乗せたときの子供たちの笑顔を特等席で見られる素敵な活動です。ぜひ皆さんにも、ボランティアに入って頂いて、活動の楽しみを分かち合いたいと思います。やってみたい方は気軽に私たちボランティアに声を掛けてくださいね

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