でっきぶらし(News Paper)

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153号(2003年05月)7ページ

動物園実習だより 「学芸員実習をやって」/千葉大学理学部生物学科3年

 今回日本平動物園で学芸員実習をやらせてもらって多くの経験をさせてもらいました。
 初めに動物園に行って学芸員実習をやるとき私は何をやるかまったく見当がつきませんでした。私の中では学芸員=飼育係だったので飼育が主な実習内容だと思っていました。だから、初めに「何をやりたいのか」と言われたとき私は飼育がやりたいこともあり、またそれしかやらないと思っていたこともあったので「動物の飼育がやりたい」と答えました。

 初日は園内見学や挨拶が主にやったことでした。私は動物についてはかなり知っているつもりだったのですが佐渡友さんの解説を園内を見ながら聞いて、私は知らないことがたくさんあると痛感しました。また博物館概論で学んだことがいくつか忘れていました。このとき実習前に復習をすればよかったと思いました。

 2日目は春の動物園祭りで午前はピューマに餌をあげるというイベントがありその手伝いをしました。はじめはメスが後ろから出てきたのですが警戒して食べてくれませんでした。オスに替えたら勢いよく食べてくれたのでよかったです。午後はゾウに餌をあげるというイベントでした。私自身もあげたいという気持ちになってしまいました。またバナナをあげていてシャンティが1頭で食べていたこともあり途中で飽きてしまっていたのにはびっくりしました。 3日目にはラジオのインタビューを見学しました。この時私にインタビューが来ないように遠くに逃げてしまいました。そしてパソコンの打ち込みをやりました。

 4日目はボランティア研修をしました。ボランティアというとどちらかというと大人、特にお年寄りの方が多いものだと思っていましたが、小学生もいたのでとても驚きました。

 5日目は上野動物園の人と教育についての情報交換を見学しました。またこの日は休園日だったので普通は動物園に来ることができない日だったのでとても貴重な体験をしました。6日目は事務作業をしました。
 7日目は念願の飼育実習でした。ゾウの飼育を中心にキリン(マットの取り付けのみ)、ピューマ、トラ、ライオン、シンリンオオカミ、ユキヒョウ、様々な鳥(バードゲージ)の飼育小屋の掃除と餌やりをしました。

 8、9日目はゾウの看板を作りました。(色塗り)私は絵が下手なのでうまくいくか心配でした。案の定うまくいかなかったのですが、ゾウには見える絵にはなったと思います。

 10日目は予定では渋滞解消のための車の出入りの調査をやる予定でしたが曇りのためできなかったのが残念でした。

 この10日間でやはり一番印象深かったのは飼育実習でした。ゾウに触ったりゾウの糞を回収したり、掃除をしたりやることは想像がつくのですがなんといってもその規模が違いました。糞も自分の手を広げたぐらいあり、重さも糞を回収しているのではなく土の塊を回収しているようでした。ゾウを触ったとき初めてゾウには毛が生えていることを知りました。とても剛毛でした。また皮膚も硬くしかし押すと生き物なので弾力がありました。ゾウの調教中に佐野一成さんにゾウと一緒にいるところの写真を撮ってもらったのですがあまりにもドキドキして表情が硬くなっていると思います。意外だったのはピューマ、トラ、シンリンオオカミ、ユキヒョウは怖いというよりかわいいと感じたことです。また、ライオンは意外と目が大きいと思いました。

 事務作業では職員の皆さんが楽しく働いていました。事務作業はどちらかというとぴりぴりして黙々とやっていると思っていました。そんな私にとって意外で仕方がありませんでした。また駐車場整理で少し手伝ったのですが意外と難しかったです。

 私はこの10日間実習をして私の固定観念を覆されたことばかりで、かなり変わったと思います。いきなり実習をしたいと申し出、それも受け入れてくれ、様々な体験をさせてくださった日本平動物園には感謝しています。これからも動物、動物園好きの1人として動物園を利用させていただこうと思います。 また今回の実習で動物園の楽しさや諸事情などを少し知ることができたので、私の友人達に、この実習で経験したことを生かし伝えていきたいと思います。10日間、本当にありがとうございました。

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