でっきぶらし(News Paper)

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242号(2018年06月)6ページ

夜行性館スポットガイド(3月4日)

 3月4日13:30より夜行性館で行いました。数日前迄は寒波の影響で真冬並みの寒さでしたが、当日は南風が吹込み、Tシャツ姿の方も見られる暖かい日となりました(ちょうど静岡マラソンの開催日、ランナーの皆様お疲れ様でした)。例年夜行性館のスポット ガイドは館内が暗いせいか屋外で実施していました。しかし3月に南風が吹くと飛散するのがスギ花粉、マスクの外せない担当者に厳しい環境ということで室内で行いました。
 ガイドは最初はクイズ形式で始めました。『どうせ室内が暗いなら暗いことをガイドしよう』、こんな風に考えた飼育員。クイズの内容は、①なぜ室内が暗いのか?(ⓐ夜間に活発に行動する動物たちが見やすいⓑ夏にお化け屋敷に変わるⒸガイドする飼育員が恥ずかしがり屋)②動物たちの日光浴はどうしているの?(ⓐ休園日に屋外で日向ぼっこⓑ日焼けサロンで日光浴)といった感じです(答え:①ⓐ気持ち的にはⓒです、②ⓑ紫外線を照射する特殊な照明を各展示室に設置し夜間点灯しています、形状がねじれて変っています)。その後は餌の実物をお見せして、食事の様子を観察して頂きながら飼育している個体を説明しました。『野生の生息地や生態はインターネットで詳しく紹介されている昨今、紹介されない内容をガイドしよう』と、内容は硬く尖った毛が危ないヤマアラシに攻撃されないで飼育員が餌をあげる方法、夜近所を歩く動物が猫だと思ったら実はハクビシンだった時の見分け方、いつも2頭でシンクロしてウンチをするフタユビナマケモノ、そこに遭遇した飼育員から夫を守ろうと威嚇する妻の愛情等々でした。最後に『普段さわれない動物をさわっちゃおう!!』とヨツユビハリネズミに触れていただきガイドを終了しました。今回は飼育員の独断でかなり偏った内容のガイドでしたが、予想以上に皆様盛り上がって頂き、ありがとうございました。
(河村茂保)

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