でっきぶらし(News Paper)

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247号(2019年04月)4ページ

ワイワイガヤガヤ大合唱

 はじめまして!昨年の4月から働いており、今年で2年目になる飼育員の大江純子です。私は昨年度の1年間、ふれあい動物園のインコ・オウムを担当していました。
ふれあい動物園ではインコ舎で10羽、そしてふれあい館内で2羽の合計12羽のインコ・オウムを飼育しています。今回は私が1年間飼育をしてきた12羽の中で、特に注目していただきたい鳥さんを何羽か紹介したいと思います。
 まずは…アカコンゴウインコのコンゴウさん!コンゴウさんはインコ舎にいる誰よりも存在感が抜群です。カラフルで派手な羽、そしてとっても大きな鳴き声。美しい見た目に反し、あまりに迫力のある鳴き声にお客さんもびっくり!私も掃除中に近くで鳴かれると正直、耳をふさぎたくなります(笑)
さらにコンゴウさんは食いしん坊。与えたエサは残さずペロリ!夕方の掃除で回収するエサ皿は必ず空になっているので見ていて気持ちがよいです。
 続いてはシロビタイムジオウムのビタ!真っ白ですらっとしていてとっても可愛いです。人によく馴れていて掃除をしに部屋の中に入ると寄ってきてくれるので毎日勝手に癒されています。ビタの気分がいいときは肩や背中に乗ってきてくることがあるので、もしかすると〝肩乗りオウム″を見ることができるかもしれません…!昼間は金網にぴったりくっついて、背中に顔をうずめて寝ていることが多いのでその姿を間近で観察することもできます。
 最後に紹介するのはキビタイボウシインコのヨシオくん!ヨシオくんはインコ舎ではなくヒヨコやウサギ、モルモットのふれあいを行っているふれあい館内で展示しています。ヨシオくんはおしゃべりがとっても得意。ヒマワリの種を見せた時や、ケージを水洗いしている時にものすごくしゃべります。止まらないおしゃべりに最初はかわいいな、なんて笑っていた私も、次第に笑えなくなり心配になったことも…。しかし、お客さんの前ではあまりおしゃべりしません。お客さんが話しかけていてもヨシオくんは黙ったままなので、心の中でしゃべってくれ…といつも願っているものです。
 ふれあい館では毎月第2土曜日と第4日曜日にバードフライトを行っています。普段は見られないハリスホークのシオン、アフリカワシミミズクのイージー、ルリコンゴウインコのヴィヴィの3羽が活躍します。少しでも気になる!見てみたい!と思った方はぜひ見に来てください。頭のすぐ上を飛ぶ3羽のスリル満点なフライトを体感することができます!
 最後に、小動物は好きだけど鳥はなんだか苦手…という方も多く見受けられますが、インコ・オウムたちはよく見ると個性豊かでとっても魅力的。みなさんのことをいつでもにぎやかにお待ちしているので気軽にふれあい動物園に足を運んでみてください。そしてたくさん話しかけてあげてください。きっと彼らなりの仕草や表情、鳴き声であいさつを返してくれるはずです。この記事を読んで、一人でも多くの人に鳥に興味を持ってもらうきっかけになれたら嬉しく思います。
(大江純子)

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