でっきぶらし(News Paper)

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250号(2019年10月)7ページ

スポットガイド 熱帯鳥類館

 7月7日の日曜日、熱帯鳥類館のスポットガイドを行いました。
ガイド開始前に、入園者の方へ参加の声掛けや園内放送をすると、通常ならばそれなりに参加してくださるのですが、その日は入園者が割と少なく、しかもとても暑かったので、参加人数は5人ほどでした。
暑い?屋内施設である熱帯鳥類館が?エアコンがあるでしょう?すみません。…実は熱帯鳥類館は残念ながらエアコンがありません。築36年も経っているこの施設は、こうしてずっとエアコン無しで何度も何度も夏を過ごし年月を送ってきました。それでもやってこられた?のは、建設当初を含め、夏の暑さが今の様に異常なものではなかったからだと思います。天候が昔は安定していた…と言っても良いでしょう。
 今はもう、夕立ちはほぼ来ません。雨が降らなければずっと降らず、降れば大量に降り続くか、ゲリラ豪雨。冬はとんでもなく寒く、夏は冷夏か激暑。秋は時々、来たのか来なかったのか判らない。春は半ばから突然暑くなる…。地球温暖化!異常気象!もはや、この言葉は使われ過ぎて珍しくないでしょう。こうなってしまった理由の大半は、人類の生産活動が原因と言われています。
今回の熱帯鳥類館のガイドに辛抱強く?参加してくださった方々と、こうした話をたくさんしました。そして、私を含め、その場にいた皆様はこのままでは、世界はどうなってしまうのだろうかと改めて話し合いました。
 本当に、世界は…地球はどうなってしまうのでしょうか?エアコンから始まった深刻な夏の暑さの話。屋外や屋内の暑さが一瞬薄れ、薄ら寒くなった程です。
そんな事を強く考えながらのガイドでした。

(長谷川 裕)

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